中国でも活躍-創業59年の金型部品メーカー

株式会社阿部製作所
専務取締役 阿部紀子
<経歴>
花巻北高校卒
京都外語大学ドイツ語学科卒
米、英、独3か国に合計2年弱留学
英国系証券会社退職後
カラーアナリストとして独立
(株)阿部製作所入社現在に至る
・米カンサスシティ名誉市民賞
・北上市工業振興審議委員
<事業内容>
生活に不可欠な半導体用金型や金型部品を主に作っております。
皆さまの自動車やスマートフォンに入っている製品です。
その他、自動車のライン用の治具、光学、住宅用製品などさまざまなご要望にお応えします。
弊社は創業59年の熟練した技術と平均年齢37歳の若い感性で、常に世界のトップランナーである顧客のご要望の製品のモノづくりに励んでおります。
社員の幸せと顧客満足を追求し、製品によって世界の人々の生活を豊かに便利にすることを目標としております。
自宅前の畑に建てた小さな工場から始まった


私の父(初代社長:阿部頼人)が、1963年に自宅前の畑に自分でコンクリートを打って小さな工場を立てました。1997年に癌で余命宣告3ヶ月を受けた後、アフリカのキリマンジャロ、アルゼンチンのアコンカグアなど世界の山々を登山し、頂上に肉薄しました。さらに、2000年に中国入りし、悪戦苦闘のうえゼロから2002年に工場を開業しました。2006年に亡くなるまで、通訳もつけず、手振り身振りで現地の人と交流し、沸かせました。
人相で選んだ中国人を使い、スタッフにも恵まれて2019年の現在まで、遺志を受け継いだ日本人総経理(社長)のもと立派に黒字を出し続けております。中国ではまれにみる整理整頓の行き届いた、管理のきちんとした工場として日本企業のなかでは有名です。
問題解決のための最善策を実行する

阿部専務が今一番興味のあることはなんですか?

「人はどう生きればいいのか」という疑問の答えを見つけることです。
心理学者のアドラーや、手塚治虫のブッダの漫画、ヒマラヤシッダー、最近ではヨガやマインドフルネスの先生でもある岩手医大の教授に「気づき」を頂いております。
「人はみな偏見のかたまりだから自分のエゴで思い通りに他人を動かそうとして、他人が言うことを聞かないと騒いでも無意味だ。嘆いたり非難している暇があったら問題解決に向けて自分のできることを淡々と行い、大きな目標を見せて社員や家族を巻き込む度量がなければならない。」と思うに至っております。

ありがとうございました。
